手数料とスプレッド

東京市場は、グリーンスパン議長、スノー財務長官らが米議会で中国についての証言を行う予定であり、米国市場が開くまでは動意に掛ける展開が予想された。

あまり動かない市場に手を出すなとは言われるが、少しポジションを取ってみた。取り方は悪くないと思うが、どうもお世話になっている仲介会社の手数料とスプレッド(買値と売値の開き。例えば、ドル・円108.70-75と値が建っていれば、スプレッドは5銭あるいは5ポイント)が気になってポジションをひっくり返せない。喩えが正しければ、ドル・円の値動きが一歩を上がって、また二歩上がり次に5歩下がり、いったん小休止。と思ったら二歩半戻して、六歩下がってニューヨーク市場オープン待ちと予想したとしよう。この予想の下で実際に売買すると、半歩反転する時にコストが気になって買い持ちを売り持ちに転換する際、実質損失となって機を逃してしまう。筆者が一番いやみ嫌うのが機会利益の損失であり(外為市場に立ち向かうときだけです)、微妙に気に障る。

インターバンクのスプレッドは信用力の高い金融機関であれば、静かなマーケットの時スプレッドは1ポイント、取引量が多いので手数料は特段気にならないボリュームディスカント制。環境の違いを持ち出してぼやいてみたが、万といる個人投資家の皆々様より劣っている面があり反省、経験不足を感じた一日であった。

前述の中国元への思惑により、東京市場からユーロ・円の売り圧力が強く、ロンドン市場に前半にユーロ・円131.50、ユーロ・ドル1.2100のサポートラインを米系ファンドの売りにより、両通貨とも下落。ドル・円は109.00に輸出の売り、108.50に輸入の買い双方に挟まれて実需マーケットになっている模様。ユーロ・円や若干の豪ドル・円などのクロス・円の売りが上昇を阻んでいるそうだ。

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