米国の市場金利が上昇

米国の市場金利が上昇を続けている。米FRBグリーンスパン議長以下が淡々と利上げをしてきたにも拘らず、長期金利の目安となる10年債券は利上げ当初より低い利回りで取引されてきた。最近の同金利の上昇は議長の“謎”を完全に払拭するまでもないが、素直な反応となってきたと思う。しかし、4.3%程度の金利水準ではいまだに低すぎる。一時の逆イールドカーブの怖れやスタグフレーションに突入かと個人的には考えたこともあったが、いまでは感応度が高い米2年債と10年債の金利格差は拡がりつつあり、健全化している。近いうちに10年債は4.5%に迫る可能性は高いと思われる。

ドル・円は個人投資家による投信の購入や外貨預金への選好度の高さを考慮するとまだまだ上昇する可能性は高いか。同時に個人投資家による外貨選好は幾何級数的に増すと想像している。ドル・円を下支えするであろう。また、米市場金利4.25%前後は本邦機関投資家にも米債購入に利があると見ている。

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