ユーロ・ドルが主役

昨日は中東やアジア系によるユーロ・ドル一本釣りによって、ユーロ・ドルは1.2260を上抜けして1.2350手前まで上昇したものの、オプション防戦が予想通り効き、上昇を妨げた。

ユーロの動きに端を発した米ドル売りは他通貨にも波及し米ドル全面安の展開。ドル・円も111.00を一時付けた模様であるが、輸入の買いに出合って反発。郵政民営化法案の採決を巡って、円のボラティリィティーが上昇している中、日本経済の見通しも外国人が先行して強気に転じており、元高も円買いを後押し。頗るよい(そう見える)米経済指標を嘲笑うように米ドルが売られたと総括しておく。

本日もやはりユーロ・ドルが主役か。1.2350を抜けるようだと1.25が見えてくるが、短期的な調整から1.2260-70まで降りてくるか。

ドル・円は参院選の投票行動を推測しながらも、ユーロに主役を譲ったかたちで1.235を試す展開が再度あれば、111円割れ、110.50円トライも想定できるが資本の買いが下値を支えそうだ。そうなるとユーロ・円の買いに利があるかもしれない。今夜英中銀により政策金利が発表されるが、0.25%の利下げは織り込み済みか。据え置いた場合は欧州通貨にショックを与えるか。ユーロは1.2424。

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