日銀は、金融政策を全員一致で現状維持とした。この後、福井総裁の記者会見が行われる。
再利上げの議論を別にして、一体呆れるくらい続く円キャリートレード(定義にはいくつあるのだが、ヘッジファンド云々よりも個人投資家の影響力の方が大)がいつまで続くのか、根拠ある熱狂なのか疑問符が付く。
昨日は、スイス中銀が政策金利を引き上げた。スイスフランもよくキャリートレードとして使われる通貨であることが指摘される。
日銀は、まさか引き締めによって、円発の過剰流動性の引き締め⇒世界的な資金の停滞⇒株安といった非難を恐れている訳でもあるまい。
本日の総裁の会見では、キャリートレードを注視しているといった発言が聞こえてくると思う。だが、虚しく聞こえるであろう。